曹洞宗の位牌は、寺の位牌堂に祀るものとされていましたが、江戸時代辺りから位牌も大量生産されるようになり、庶民の間でも出回るようになりました。

曹洞宗とは?

曹洞宗(そうとうしゅう)とは、日本の禅宗(日本達磨宗・臨済宗・曹洞宗・ 黄檗宗・普化宗)の一つにあたるもので、中国においては禅宗五家の一つにあたります。日本の曹洞宗の本山は永平寺(福井県)・總持寺(横浜市鶴見区)の二 つがあります。曹洞宗をはじめとする日本の仏教は、亡くなった人の名前を書いた位牌を必ず祀るという文化があります。もともと曹洞宗の位牌は、寺の位牌堂 に祀るものとされていましたが、江戸時代辺りから位牌も大量生産されるようになり、庶民の間でも出回るようになりました。

曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト

2001年に曹洞宗は「曹洞 宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」という書籍を発行しました。この書籍には、ペルー共和国にある仏教寺院・慈恩寺 に保管される無縁仏など、約2200名分の位牌リストが記載されています。位牌に記入された俗名および生没年月日、享年、出身地等をスペイン語で表記して あり、戒名や法名のあるものについては日本語表記になっています。「曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」はペルーの日系社会の共通財産とされている ほか、唯一の仏教寺院である慈恩寺の基本資料にもなっています。

この「曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」は、もともと自費出版で発行された 「IHAI」というタイトルの本を、曹洞宗が改訂第2版として刊行したものです。「曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」の大部分がペルーの関係者に 寄贈されており、一般の人が入手することはまず出来ないでしょう。しかし日本では唯一、国立国会図書館に「曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」が置 いてあります。国立国会図書館にいけば、一般の人も「曹洞宗慈恩寺(ペルー共和国)位牌リスト」を閲覧することが出来るのです。